奈義町現代美術館

ストーンファームお休み一日目。なかなかの良いお天気。洗濯と掃除を済ませて、前からず〜っと行きたかった奈義町現代美術館へ。この美術館は有名建築家・磯崎新氏の設計。そんなに有名じゃない(失礼かしら?)奈義町にあること自体、驚くほど都会的で素敵な美術館!この美術館館は3組の作家の永久展示作品のみ。展示室に入らないと体感できない体験型作品。内部空間の全要素(色・光・素材・時間)が作品に組み込まれていて、五感が研ぎ澄まされるような気持ちの良い緊張感がはりつめている。お昼の時間に行ったせいか、美術館は貸切状態で、静寂そのもの。展示室「太陽」の驚くほどの無音の緊張感や、展示室「月」での共鳴する静かな音(「ふっ」と息を吹く音が展示室に心地よく共鳴するの〜!)に感動する。そして、展示室「月」では靴音だけが「ザクっ」と共鳴し、まるで「月を歩いている??」と思うほど。展示室「大地」は、作品の水面が屋根のコンクリートにキラキラと反射して、H子さんと行った直島の美術館をフラッシュバックさせた。
3作品を心から満喫して、奈義山と作品を借景にした喫茶室でエスプレッソを飲んでると、うるさい二人組みのおばちゃんが展示室へドヤドヤ。他にも、現代美術とは無縁のようなおじいちゃんや、視察のおっちゃんやら、展示室が急に賑やかになってきて驚く。ゆっくりと1人で作品に浸れた自分の日ごろの行いの良さに感動〜。ここの美術館は人によって「好き・嫌い」がハッキリ分かれると思うけど、私はかなり「好き!」でもこの美術館は一緒に来る人を選ぶ美術館。うるさい人と来たら、作品の醍醐味が薄れるわ〜。と言う事で、私は是非にH子さんやC子さんのような人と再館したいな。想像以上に良い美術館にめぐり合い、帰りの車の運転も心地よい。さあ、明日のお休みは何しようかな?

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 展示室「大地」


 展示室「太陽」

 
 展示室「月」