京都の街なかに地ビール工場がっ!

町屋の地ビール



 前に清水で陶芸体験した陶器を取りに行こうと準備していると、母親から「旧堀野家本宅(町屋)を見学に行かない?」とお誘いが・・・。場所は、堺町通り二条上ルなので、一緒に行くことに。
この「旧堀野家本宅」は、造り酒屋の先祖が代々住んでいたところ。お酒の銘柄は「キンシ正宗」


入場料を払って町屋の中に入ると、商売人の家らしく坪庭もお座敷も立派。庭には名水”桃の井”があって、まろやかでとっても美味しい井戸水が飲める。昔はこの辺りに酒屋さんが多かったけど、土地も高くなってきたので、井戸水の質が似た伏見に移ってしまったらしい。堀野家も伏見に拠点を移しているものの、地ビール工場(町屋麦酒醸造所と言う名前)は町屋の隣にあって営業している。おかげで地ビールを飲むことができる。
(こんな街なかで地ビールが飲めるなんて知らなかった!!)
嬉しいことに、町屋見学が終わったあとは、試飲会。日本酒2種類・地ビールも2種類堪能できます!!


 ランチは町屋の案内人に教えてもらった竹屋町の「魚常」へ。ここも築80年の古〜い建物。立派な坪庭があって、さっきの続きみたい。ここの座敷の網代天井はとっても立派だったけど、今は補修できる人もいないらしい(>_<)
「魚常」を出て、地下鉄の丸太町までぷらぷら歩くと、和菓子屋さんを発見。お抹茶とお菓子を頂いていると、ご主人が「井戸水ですけど〜」とお水をもってきてくれた。毎朝”下御霊神社”から汲んできているらしい。聞けば、場所は丸太町寺町下ル 「近いから行ってみようか?」とまたより道。丸太町を歩いていると、御所の「拾翠亭(旧九条家の遺構の茶室)」が公開しているのが目に留まり、またより道して「拾翠亭」へ入る。御所のさるすべりがとてもキレイ!人も少なくて落ち着く建物でした。そこから、無事に下御霊神社に到着。近所の人がたくさん水を汲みに来ている中、井戸水を飲む。ここの水も美味しいかったなあ♪
 神社を出て「せっかく寺町丸太町に来ているんだから!」と石窯パン”ボンボランテ”に寄り、「高島屋の食堂街がキレイになったから!」と高島屋に寄り、清水の陶器屋さんに着いたのは閉店ぎりぎりでした。
 京都は思いつき・寄り道観光が成り立つ街ですね。

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 堀野記念館(旧堀野家本宅)



 名水「桃の井」




 「魚常」の網代天井




 拾翠亭のさるすべり




 拾翠亭全景




 下御霊神社の井戸水