京都人の映画鑑賞

映画「太陽」



 先日、イッセー尾形主演の映画「太陽」を観に行ってきました。
ロシアの監督が、第二次大戦中の昭和天皇を「神の子孫」ではなく悲劇に翻弄された「普通の人間」としてその苦悩を描いた映画。世界で絶賛されながら日本での公開は不可能と言われていただけに、前評判も高くて、映画館も今までにないくらいの盛況ぶりだった。
イッセー尾形の人物描写が上手い!昭和天皇の若い頃は知らないけど、こんな人だったんだろうな〜と思わせるくらいに表情、口癖など緻密に演じている。侍従役の佐野史郎もいい!
「こんな天皇のために、多くの国民が犠牲になってしまったのか!」とか「軍部や侍従に操られ、翻弄され続けた天皇の生き方は残酷」とか色々な見方ができる映画。「昭和天皇のことはほとんどわからないけど、本当はどんな考えをもって一生を終えたのかな?」大きな山場もないけど、色々なことを考えさせる面白い映画でした。
 映画が終わって、木屋町の「こたに」でお好み焼き&焼そばを食べ、高島屋の中にあるバー「まるうめ」でイケメン店員(さすが百貨店!)を眺めながら旬のフレッシュフルーツカクテルを一杯だけ飲んで帰りました。映画を観た後はお好み焼きや焼そばを焼きながら映画談義、引き続きバーで映画談義をして帰るのは京都人の日常としてシックリくるなあと思いました。

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 「こたに」はお好み焼きも焼きそばも自分で焼きます



 「まるうめ」の柿と洋梨のフルーツカクテル