「幸福な食卓」

幸福な食卓



 昨日は、Yちゃんが映画を観たいというので京極のMOVIXへ。
Yちゃんがオススメするのは「幸福な食卓」という日本映画。
瀬尾まいこ氏のベストセラー小説を映画化したものらしい。おおまかなストーリーは「家族の崩壊と再生の物語」で暗そうな内容だけど「優しい映画」と前評判は上々だとか。

 スクリーンの大きな映画館は久し振り。でも観客は私達を含めて8名程度(寂しいっ・・・)
主人公を演じるのは新人の北乃きいさん。主人公の彼氏役は勝地涼氏、主人公のお兄さん役は平岡裕太氏、いけメンで目の保養になる。母さん役は石田ゆり子さん、とってもキレイです。主人公の北乃きいさんの表情も自然で役柄に合っていました。
 いつも身近にいる家族よりも、他人のほうが自分のことを色々とわかってくれる存在だけど、何かあった時には理由が何であれ無償の愛で助けてくれる存在が家族なんだな〜。家族の距離感ってこんなものなんだな。ふっとそう思った映画でした。そして自分の中学、高校時代の出来事を色々思い出すきっかけになる映画です。
 
 いつも思うけど、小説を映画化することは本当に難しい。「幸福な食卓」の原作本は読んでないけど、きっとこの映画では書ききれなかった空気があるように思う。
この映画の中でとっても気に入ったものある。主人公の彼氏が主人公に書いたクリスマスカードの文章。高校生らしく甘すぎず素直でとても心に響く文章だった。当然最後まで読まれるだろうと思っていたら、最後の4行が音読されずにシーンが変わってしまった。画面上でチラッと見ただけだけど、とても素敵な文章が書いてあってそれが気になって仕方ない。きっと監督はその4行がどうでもいいと思って音読させなかったのか、それとも観客に目で読んでもらおうと思っていたのか定かではないけど、その4行を確かめるために、原作を読んでもいいかなと思ってます。

 映画が終わってYちゃんに確かめると「その4行見てなかった」とのこと。残念〜!
その4行を気にしながらも、お茶して、お酒を飲んで帰りました。原作読んだ人、クリスマスカードの最後の4行教えて〜!

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 映画パンフの横にはびっしり感想カードが