京都に見参!狩野永徳展

狩野永徳展パネル



 10月の16日から京都国立博物館で始まった”狩野永徳展”が18日に終わるので、H子さんとC子さんと行ってきました。狩野永徳の全作品が並ぶのは初めてとか。大人気企画で、連日の行列らしい。私達が見に行った日は平日なのに、京都駅からのバスも観光客ですごい行列が・・・。京都駅から近い距離なのでタクシーで国立博物館へ。「並んでるでしょうね〜」とは話していたものの、ゲートでは”70分待ち”の看板と、すごい行列が・・・。さすが人気展示です。


 入場制限しているものの、中に入ってもすごい人。時々割り込みながら、”国宝”級の作品と、狩野永徳の作品だけはしっかり見るようにする。お目当ては国宝の”洛中洛外図屏風
 相当の人だかりを覚悟していたけど、”洛中洛外図屏風”の前は凄かった!清水寺、御所、嵐山など今と変わらない京都の名所や、町並みを描いたこの作品は細部まで緻密で、本当に面白い。中でも2485名の人物が、鴨川で泳いだり、焚き火でおしりを暖めたり、闘鶏をしていたり、お店で買い物をしていたりと街のあちこちで、生き生きと描かれていて30分はゆっくり見たい作品。なのでみんなつい立ち止まってしまって屏風の前は大混雑・・・。3回くらい往復して、心を残しながらも”洛中洛外図屏風”を離れる。久し振りに心から楽しめる名作でした。


 他にも狩野永徳の絵は面白みがあって、作品はたくさんありましたが、全然飽きませんでした。近年の私が見た展覧会の中ではベスト3に入ります。心に残る作品が色々ありました。


 1時間半くらい展覧会を満喫したあとは、博物館の近くにあるハイアットRでイタリアンのランチを。ホテルのレストランなのでとてもゆっくり話をすることができました。


 土曜日の夜に、うちの両親が”狩野永徳展”に行きました。土曜日は2時間待ちと言われていたので、夜の7時頃に行くと10分待ちで済んだそうです。それでも、8時閉館なので、少し気ぜわしかったとか・・・。父親が買ってきた図録に載っていた”洛中洛外図屏風”を虫眼鏡であれやこれやと言いながら30分くらい見て、ふたたび満喫しました。図録でもこんなに楽しめる狩野永徳はスゴイ!!天下をとった絵師だけあります!

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図録より:”洛中洛外図屏風”の一部
「焚き火をする庶民」→約1名お尻を出してます


これもスゴイ!C子さんが作ってくれました。
C子さんデザインのふきん&てぬぐい