北海道二日目(後編)

神秘の摩周湖



 釧路湿原を後に、バスは摩周湖を目指します。霧で有名な摩周湖ですが、添乗員さんは、今まで11回摩周湖に来ているけど、霧がかかった摩周湖を見たことないらしい。
「皆さん、私と一緒やったらね〜。百発百中、摩周湖の小島が見えるんです。でもね、みなさん。この小島を見たら婚期が3年遅れるらしいですよ。私はもう33年も婚期が遅れてます〜。今日も天気でしょ?絶対記録更新やわ〜」
 車中では「添乗員さん、大丈夫やで〜」と暖かいフォローの声が飛びました。


 摩周湖は思いっきり晴れ♪
昔に来たときは、霧がかかっていて、一瞬しか小島を見れなかったけど、今回は湖に一点の曇りもなく、小島がバッチリ見えました(キャー!こんなんでいいのん??)
 摩周湖を堪能し、お土産屋さんに寄って、白い恋人が品切れ状態なのに大騒ぎしたりしながら、屈斜路湖へ。


 屈斜路湖畔のプリンスホテル(本物です)で、昼食のランチバイキング。
 さすがに、夕・朝・昼食と、バイキング3連続は少々辛い・・・。ので全種類制覇の夢はとっとと捨てて、プリンスなので、自家製パンとかスイーツを狙いました。
 さすがプリンス、やっぱりパンは美味しい♪スイーツやアイスクリームもとっても美味しくて、さながら昼食はデザートバイキングみたいになりました。昼食が終わった人から各自、白樺の湖畔を散策しました。




  


 2時前にホテルロビーに集合して、再びバスに乗り、じゃがいも焼酎工場を経て、今宵の宿のある知床半島へ出発。昨日もそうだったけど、北海道の日没は早い。バスに乗って、知床海岸に着く頃には、夕日も沈み小焼け状態でした。(それでも充分キレイでしたけど・・・)
 添乗員さんは、知床海岸で夕日がバッチリ見れるように計画していたのに、日の入りが10分ほど早かったらしい。よっぽどこのことが悔しかったらしく、ホテルのフロントのお兄さんに「アタシ、今日は間違いなく夕日を狙ってたのに〜。ほんま悔しいわ(>_<)」と吠えておられました。いい添乗員さんです。

 知床は世界自然遺産になっただけあって、オホーツク海の眺めも素晴らしいし、岩や岬をたたえる最高の景勝地です。山側にはエゾシカがいたりするので、車窓から眺めるのに大忙しです。


 今晩のホテルは”知床プリンスホテル風なみ季”
 本物のプリンスではないけれど、フロントには、スタッフが、毎日わざわざ山まで汲みに行く”来運の銘水”が置いてあったり、ロビーにクリオネがいたり・・・となかなか楽しいホテルでした。部屋からもオホーツク海を眺めることができます(既に暗がりですが・・・)
 お風呂はさすがウトロ温泉!昨日に負けず、立派な設備でした。この日もK女史と零下に負けず、極寒の露天風呂を堪能しました。


                 この日の夕食は、ホッケや帆立、北海縞海老、にしんなど地元食材を使ったオホーツク御膳。やっとバイキングから開放です♪またまた北海道ビールを飲みながら、くつろいで食べました。この御膳に茶碗蒸しが登場!
 今日、バスガイドさんが「北海道の茶碗蒸しは甘いのが普通なんです。栗の甘露煮も入れるんですよ〜」と教えてくれたので興味津々!味は本当に甘くて(砂糖甘い)びっくり!栗の甘露煮の横に、平然と鶏肉が入っていたりして、文化の違いを感じました。

 この夕食も、バイキングではないのに、結局一番最後まで居座って食べ続けた私達でした。でも、K女史さえもが、最後の白ご飯に行き着きませんでした。さすが、連続バイキングのパワーはスゴイっ!!
夕食後、K女史は足ツボマッサージを楽しみ、私はもう一度、湯船に浸かり、食べ疲れを解消し、11時頃快適な眠りにつきました。