北海道三日目(前編)

マイナス2℃〜



 北海道三日目もお天気に恵まれて、白く雪化粧した知床連山を見ながら、8時半にホテルを出発。このツアーのホテルは2館とも、従業員さんが、防寒着を着て、わざわざホテルの外に出て、バスをお見送りしてくれるのに驚きました。
 他にも、読○旅行のこのツアーでは、チェックインの際に、鍵を部屋の中に置いてくれてあるので、バスを降りて荷物を持って、フロントで待たされることなく、そのまま部屋に直行できるというシステムで驚きました。


 朝の知床は氷点下2℃です。最初の観光は、オシンコシンの滝。あまり大きくない滝だと聞いていたけど、ツララが見れたり、期待していなかっただけに、かえって良かったです。滝の近くまで上がり振り向くと、オホーツクの海が一望できます。思わず”いい日旅立ち”を口ずさむ”谷村新司”を想像してしまう世界が広がっていました。


 そこからシベリアから飛来する白鳥を見にトーフツ湖へ。添乗員さんから「ほんまウルサイですよ〜」と聞いていたけど、「ホントに飛来してきた野生なのか?」と思うほど”ガーガー”と”エサくれコール”の合唱でした。白鳥のエサは100円で売っていました。子供のグレーの白鳥もいて、うるさいながらも可愛かったです。白鳥よりも、駐車場近くの木に、特別天然記念物のワシのツガイが留まっていて、ワシのほうが印象的でした。

 




 トーフツ湖で白鳥を満喫した後は、オホーツク海に一番近い駅である北浜駅へ。NHKでお馴染みの関口くんも来た駅らしい。駅のホームからオホーツク海がキレイに見えて、展望台もあり、何時間でもいられそうな駅ですが、時刻表を見ると、電車の到着は、一時間や二時間間隔(>_<)
 本当に取り残されそうな駅です。でも偶然立ち寄った駅がこんな駅なら旅情を誘うよな〜と思える素敵な駅でした。

 
 北浜駅を出て、早めの昼食と、海産物土産の買い物に、バスは網走海鮮市場へ。市場の前は、海♪しかも海には貝殻がいっぱい♪
 貝殻を拾うのが大好きな私は思わぬサプライズに大喜び♪市場へ直行するおば様たちに逆行して、海辺へ・・・。
貝殻は帆立や食用の貝殻ばかりでしたが、帆立も結構キレイな形で残っていました。あんまり貝殻がたくさんあるので、貝殻をバリバリ踏みながら、好みの貝殻探しをすることになります。
 遠くに、知床連山もキレイに見えて、天気も良く、それほど寒くもなくて気持ちいい海辺の時間でした。網走のお土産に気に入った貝殻を二つだけ持ち帰りました。

 



 網走海鮮市場へ戻って、海産物を物色していると、お昼コールが。海鮮市場の3階で食べるお昼は、細長いテーブルに、狭目の座席、と典型的な団体ツアー用のセッティングでした。お昼はオプションで頼んだ海鮮しゃぶしゃぶ(1,800円)です。
 初めてまともなカニを食べる気がします。ツアー慣れしている一部の人は「海鮮ってこれだけなの?」とでも言いたげな感じでしたが、国内のツアー慣れしていない私とK女史は「何でも楽しんでやろう♪」という心意気があるので、典型的団体ツアー食事でも、結構楽しく美味しく完食することができました。団体ツアーを楽しむってこういう前向きな心意気がないと、なかなか難しいかもしれないですね。