北海道三日目(後編)

網走刑務所



 海鮮しゃぶしゃぶでお腹もいっぱいになり、ツアーの最後に目指すは天都山。あとは女満別空港に向かうだけです。途中、網走駅や、網走刑務所前を通ります。きっと、個人で旅していたならば、体感するだけのことしか気付かないけど、ツアーは、ガイドさんが、その地域の文化や開拓の歴史など教えてくれます。今回は、北海道の人の生活だけでなく、北海道の主な幹線道路は網走刑務所の囚人によって作られたこと、開拓の人がいかに森を切り開いて今の農地を作ったか先人の苦労を知ることができました。短時間に深くその地について知ることができるのは、ガイドツアーの魅力です。今回、団体ツアーを少し見直しました♪


 色々なことを考えて、感慨にふけりながら車窓を眺めていると、どんどん山を上がって天都山に到着。
 それほど標高はないものの、周囲が360度一望できる天都山からは、斜里岳から知床岳まで、知床連山がキレイに見えて、息をのむ景色でした。それにしても、この大阪コテコテ団体ツアー、かなりの確率で晴れ女の固まりだったと思います。



 天都山には流氷館があって、2007年に採取した流氷をさわることができます。体験室はマイナス18℃。”しばれ体験”と言って、塗れたタオルを室内に持ち込み、カチカチに凍らす実験をすることができます。いい大人がみんな塗れタオルを振って凍らせて喜んでいました。
 流氷は、湿気を完全にとってあるので、さわっても塗れず、くっつくこともなく、不思議な感じでした。流氷体験も終わり、展望台へ。雪をまとった知床連山が本当にキレイで、いつまでも眺めていたい風景でした。

 


 楽しかったツアーもこれで終わり。あとは女満別空港に向かうだけです。空港を目指すバスの中で、ガイドさんによる抱腹絶倒の作文が披露され、大うけ、泣き笑いのうちにツアーも終わりました。
 今回の旅行では、雄大な北海道の自然に魅了されました。どこまでも続く長い一本道や、地平線、牧場や広大な畑の広がる風景は北海道ならではのものです。寒い中での湖&滝めぐりと軽く見ていたけれど、道東の自然は素晴らしく、冬の北海道がとっても好きになりました♪

 
 空港で私達のお父さんならぬMさんとも合流。添乗員さんもお父さんと再び合流できたことで安堵の顔でした。空港の待合では、阿波踊りを披露する人もいて、私達の団体がいかに面白い集団であったかを物語っているようでした。

 もし、道東旅行をお考えの方がいらっしゃれば、読○旅行で!添乗員さんやガイドさんは写真の方をぜひオススメします。運転手さんも、わざわざ大鵬の実家の前を通ってくれたり、長い一本道を走ってくれたりと、サービス満点の方でした。
 出発の際は、Mさんに北海道のことを教えてもらうばかりでしたが、ずっと谷口キヨピーの説明を聞いていた私達は、すっかり北海道雑学が豊富になり、Mさんとも少しは北海道ネタで張り合えるように成長していました。

備忘録に最後までお付き合いいただいた方には、大感謝です♪