世界初バイオコークス報告 親父編
4月末にいつもストーンFに来ているT建築士の現場を訪問した。
昨年の11月から半年間 高槻の最北端(市中心部より18Km)にある
田能地区でT建築士は大阪府の森林資源加工センターの新規事業の
建物建設の現場監督をしていた。
田能地区は市中心部と気温差が5度ぐらいあり3月末訪問時でも雪が積っていた。
当初 T建築士は現場事務所に寝泊りしていたがあまりの寒さで逃げ出した。
車で市内から40分ぐらい掛かるし 後10分走れば亀岡市内というような
山の中の地域。
今回のプロジェクトは産官学共同の世界初の「バイオ・コークス」を作る
ためのもので4月末に完成した。NHKで完成時に詳しくニュースに取り上げていた。
そんなこともあって現場事務所解体時に訪問し「バイオ・コークス」のサンプルを貰ってきた。
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<資源加工センター入り口>
バイオ・コークスは廃材から不純物を除去し その後細分化したものを高圧力で固めた
もの。石炭コークスよりコストも安くエネルギーとしては1300℃まで出るとNHKで
は説明していた。
<原材料の木材チップ> <工場内部を説明するT建築士1>
<工場内部を説明するT建築士2> <出来上がったバイオ・コークス>
本来は工場内はパテントのあるところがあり一般の人が入れないように思った。
「許可なしで案内してくれてありがとうT建築士」
ちょうどお昼になったのですぐ近所にただ一軒ある食堂で昼飯を食べたが
茶屋というには不思議なところ いろりはあるはダルマストーブはあるは凄い
お店だった。
<いろり茶屋> <茶屋内のダルマストーブ>
山菜弁当はこの周辺で自生している山菜をベースに作られていた。タンポポや桜の花の
天ぷら、つくしの佃煮?とかなかなか都会では食べられないものが食材になっていた。
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『参照・・・近畿大学HPより』
☆バイオ・コークスとは?
•バイオコークスは、飲料工場から大量に排出・廃棄される「茶かす」をはじめ、ほぼ全ての光合成由来バイオマスから製造可能で、製鉄・鋳造炉で燃料として使われる石炭コークスの代替となる、新しい固形燃料です。石炭コークスの課題である化石燃料依存(=天然資源枯渇)や輸入価格変動のリスクを解決する、まったく新しい国産エネルギーとして期待を集めています。近畿大学 井田准教授が開発しました。
•バイオコークスには、(1)原料の100%を活用できる(製造時に新たな廃棄物が出ない=ゼロ・エミッション) (2)石炭コークスよりCO2排出量を削減できる(植物由来のため排出量はゼロカウント) (3)食糧や飼料を原料として消費せずに済む(ほぼすべての植物由来廃棄物が原料になる)――という利点があります。また、石炭コークスの代替だけでなく、家庭用燃料を含む、さまざまな用途に活用できる可能性が高いとみられています。
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「社長 サンプル次回お届けします 乞うご期待を・・・!」
来年からのストーンFの親父の好きな暖炉は バイオ・コークスになるかな???