京都迎賓館

京都迎賓館の玄関



 京都御所内に京都迎賓館ができて3年目。
一般公開は年に1回のみ。しかも希望者多く抽選。初年度の倍率は30倍、昨年も抽選に当たらず、倍率が9倍と一桁になった今年、ようやく当たりました。(・・・と言っても葉書を出したのは母。家族の色々な名前を組み合わせし10枚出し、当たったのは私と母の組み合わせ一枚だけ)一日1,000人の見学者で10日間実施されるみたいです。
 さすが迎賓館だけあって、金属探知機ゲートは通らされるわ、当選ハガキの他に身分証明書が必要だったり、選挙のように名前と住所を照合し入館証をもらうなどセキュリティが厳しいっ!もちろんカメラとパンフレット以外はロッカーに預けさせられました。


 京都迎賓館赤坂迎賓館と違い「和」のテイスト。高級旅館や高級料亭のイメージだけど、京都の匠の力が結集しただけあって、天井の杉の木目がすべてバッチリ合っていたり、細かい細工がされていたりと見えないところまで技巧がスゴイっ!一見和風建築は地味に見えるけど、人間国宝による截金細工や、値段のつけようもない西陣織、漆塗りなどめちゃめちゃ豪華です!和文化って地味に見えて実は豪華絢爛!そういう文化なんだな〜。畳もイグサから栽培して作ったスゴイものなのです。


 御所の自然の中の静かな空間で、都会の喧騒を離れた時間を過ごせることは国賓にとって、最高の贅沢だろうな〜。
池庭も素晴らしく、枚方のくらわんか船(底が浅い船)を出してお月見の会なんかもするそうです。想像以上に名建築でした。


「夕映の間」南壁の西陣織・愛宕山の夕日   「夕映の間」北壁の西陣織・比叡山の月

  

 この部屋で会議もあるらしいです

 大きな池のある庭園             御所のサギが遊びにきてました♪

  


晩餐室「藤の間」の西陣織(麗華)めちゃ豪華〜♪

「藤の間」は100坪ほどあるそうです。


日米首脳会談の記者会見が行なわれた舞台

  


最後に大広間「桐の間」です。漆塗りの机がすごい(12m)