秋の京都観光 

青不動明王



 青蓮院にある国宝「青不動明王」を拝観してきました。
「青不動明王」は、1144年の創建以来初めてのご開帳です。政治も経済も人の心も混迷した今、青不動の力で世の中を少しでも良い方向に導くことができたら・・・という趣旨でのご開帳です。
 ご開帳は12月20日までなのですが、これが終わるとまた1000年ほど観られなくなるという噂もあります(>_<)
「毎日3000人の人が拝観し、行列もスゴイ」などと聞いていたので、平日を狙って出かけてきました。


 お昼前に青蓮院に着きましたが、行列はなく、一安心。拝観券を買うとお守りと、「青不動明王」へのお願い事を書く紙をくれました。
中に入ると、お庭の見えるお部屋では、こんな感じの人だかりでしたが、他のところは人も分散して、ゆっくりお庭や、室内を鑑賞することができました。

 「青不動明王」は、順路の最後の辰殿で公開されていました。お願いごとを書いた紙を納め、独特のお経を唱えた後、じっくり「青不動明王」を拝見します。中が薄暗いのでお顔はよく見えず、オペラグラスを持ってくれば・・・と後悔。取り囲む火が意外に優しい感じで描かれていました。
 でも、お顔はよく見えなくても、寺の人が、1000年大事に守り続けてきた「青不動明王」からは、何か強い力が漂っていました。
座って、立って、正面から、サイドから、かなりしつこく「青不動明王」を鑑賞して、満足して、辰殿を後にしました。


 せっかくなので、円山公園の紅葉を見に行きました。まだ少し早いようですが、充分キレイです。藤右衛門さんの桜がずいぶん弱っているのが気がかりですね。
 お昼は八坂神社の鳥居下の柚子屋旅館でいただきました。初めて入ったのですが、内装がずいぶんキレイに改装されていて、とても雰囲気が良かったです。簡単なお昼の御膳をいただきましたが、薄味で美味しかったです。

 思っていたより、量が少なかったので、すぐに祇園の甘味「徳屋」さんへ行って、ぜんざいを食べました。ここのぜんざいは、自分で餅を焼きながら、食べれる楽しいメニューです。「徳屋」さんは大人のための贅沢な店だと思ってたけど、修学旅行のグループが食べに来ていたので、時代も変わったな〜と思いました。
 でも修学旅行生は多かったけど、一般の観光客は少し少なめでした。不景気のせいかな〜?
不動明王様・・・よろしくお願いします。

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 小さいお餅を自分で焼きます           金箔の乗ったぜんざい

  

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お願い事を書く用紙とお守り

 

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青蓮院で一番キレイだった紅葉


お庭も広くて立派です               青不動明王が公開されている辰殿
 
  

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知恩院                         円山公園