伊香保温泉旅行 

momomomo332010-11-01

 東京旅行2日目、いつもの池袋のホテルを朝出て東武東上線朝霞台でJRに乗換えて
武蔵野線でいとこの住む東所沢へ向った。関西と違い関東の電車網はJRを中心に各私鉄が
入り込む形でなかなか分かり難い。それにいつ乗っても人が一杯いる。

 1時間ほどで東所沢に着く。西武所沢と違い東所沢には何も商業施設がない住宅街の中だった。いとこが車で迎えに来てくれてそのまま所沢ICから伊香保温泉のある群馬県の渋川ICに向う。関西の人間には東京は分かっていても埼玉、群馬となると距離感覚が全くない。

 関越道は片側三車線の広い道、平日にも関わらずさすがに車が多い。所沢から渋川までは
1時間で着いた。北関東は関西より寒いのか紅葉の景色、天気が悪く綺麗に見えない。

お昼になったのでいとこお奨めの「水沢うどん」を食べに行く。関西では讃岐うどんは有名だがその他の地のうどんは全く知らなかった。何軒もうどん屋があるが一番有名な「田丸屋」に入る。基本的には冷やしうどんの形のものでうどんは讃岐うどんほど硬い麺ではない。
「田丸屋」は 創業が安土桃山時代天正10年)かでかなりの歴史がある店、店の作りもかなり立派な建物で
通常のうどん屋という雰囲気ではなかった。讃岐うどんの価格に比べてかなり高級うどんだった。


「田丸屋」を後にすぐ近くにある「水沢観音」に行った。大きな観音さんで正月はこの地区で一番の賑わいがあるとか。坂東三十三箇所の中の札所で有名な観音さん。



 水沢観音で沢山の仏像を見てその後伊香保温泉に向った。
伊香保温泉は関西で言えば城之崎温泉に近い万葉集にも出てくるの由緒ある温泉。
草津伊香保という群馬を代表する温泉、明治天皇も頻繁に来られていた。また
各国の要人が別荘を持っておられた跡があった。


石段の左右に昔からある老舗の温泉旅館群があって大きな施設はかなり離れたところにあった。
ちょうど石原良純さんが膝の薬のテレビCMで案内しているその場所。
階段が一杯で金比羅山かとおもったら実はここ伊香保温泉だった。


 この石段の上のほうにあった「横手館」をいとこが予約していてくれた。
「横手館」は大正の初めにできた旅館で情緒ある旅館、木造三階建てで廊下を歩くと昔の小学校
のようなギシギシと音がしていた。昔のままの部屋では部屋にはトイレと洗面がなく共同の
場所になっていた。
温泉の種類としては有馬の金泉に近い鉄分の多い赤い色の温泉だった。
 夕食は部屋で食べれてゆっくりできた。いとこ(ビール党)と延々5時間もビールを呑み
続けいろんな話を夜な夜な話した。
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<泊まった老舗の横手館>
     

<有名な石段街>          <石段街の一番上にある老舗の温泉饅頭
     

<紅葉の中の伊香保温泉>        <撮影場所の展望台>
     

次の日は朝からかなりの霧でゆっくり目にスタートして榛名湖へ向う。
途中 高根展望台で休憩、伊香保の紅葉を満喫(実は霧で何も見えず 上の写真は・・・?)

 伊香保からはカーブ、カーブの連続。またスピードを出さないように直線の道には
わざと路面が波を打っていて車の弱い人ならすぐに酔ってしまいそうな道だった。
榛名湖の近くまで来ると直線の路面にまた細工がされていて 走ることでタイヤ音で
「湖畔の宿」が聞こえてくる。霧の中であったので何となく不気味な感じであった。
榛名湖は榛名山(火山)のカルデラ湖で晴れていれば最高の景色・・・残念!
榛名山の西側はもう長野県になる。

湖畔に面した唯一のホテルでお茶をしたが湖面は一向に霧が晴れてこず、一時間近く
いたが帰路についた。 
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<榛名湖のホテル、よくサスペンスに登場する場所>  <霧の榛名湖>
       


 伊香保からの帰路の途中で食事、いとこの娘さんがツアコンをされていていつも利用している「時代屋
さんで有名な釜飯を食べた。
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<栗釜めし>               <自分で炊くので30分は掛かる>