大人の修学旅行(平和祈念公園)
梅雨も明け、良い天気。
今日は、平和祈念公園へ行ってきました。
毎年、6月23日(慰霊の日)に戦没者追悼式を行う会場です。
想像以上に広く、平和式典モニュメントは、地下と地上の二重構造になっていて、
地下がガマを再現、地下の奥まったところで天井部分が開け、自然光が差し込む
デザインになっています。
平和の礎の刻銘碑には、25万人もの名前が刻まれています。
沖縄戦で亡くなった日本人だけではなく外国人も一緒に名前が
刻まれているところが沖縄らしい。膨大な量に目をみはります。
資料館にも立ち寄ってきました。日本唯一の地上戦の激戦地。
凄まじい戦争であったことが、展示物からよくわかりました。
園内は100円バスが走っているので、資料館から乗車して摩文仁の丘へ。
途中、各県(32府県)の慰霊碑がありました。全く知りませんでした。
バスを降り、摩文仁の丘の先端にある「勇魂の塔」「黎明之塔」へ。
沖縄防衛第三十二軍司令官の牛島満中将が自決した場所。
この6月23日が、日本軍の組織的戦闘が終結した日として、慰霊の日と
なっているのです。展望台から見える海は、とても穏やかでした。
帰りは歩きながら、沖縄戦没者墓苑へ立ち寄る。つい最近、上皇陛下が来てましたね。
お花を買おうと、売店へ行き、おばあと水を飲みながらゆんたく。
家族の話、出身地の話、仕事の話をしながらしばらく風に吹かれていました。
帰り際、おばあは「また遊びに来なさいね」と言ってくれました。
元気なおばあと話ができて救われた気がしました。
各都道府県の慰霊碑はさまざまな特徴がありますが、愛知県の
慰霊碑から見える海はとても綺麗だと、100円バスの運転手さんが教えてくれました。
綺麗な海。ここから多くの民間人が飛び込んだこと。海上にはアメリカの船が
ずらっと並んでいたこと。海は血で真っ赤だったこと。
それを聞くと、今は海を見に行く気になりませんでしたが、また今度
立ち寄ろうと思います。これだけは忘れてはいけないことだから。
平和の礎の刻銘碑の前では、命日の日に、家族が集まって碑の前で
宴会をするそうです。これもまた沖縄らしい。
帰りは、糸満のうまんちゅ広場に寄って、マンゴを購入。さすがマンゴーの
シーズンです。たくさんのマンゴーが並び、宅配で送っている人も多かったです。
夜は、桜坂劇場にビル・エヴァンスの映画を観に行ってきました。
内容の濃い一日でした。