さようならC子さん

5月14日にC子さんがお亡くなりになったと連絡をいただきました。

気持ちが大きく揺さぶられる中、とにかく仕事に集中して、普段はめったに

定時で帰らないけど、今日は定時に退社しました。

何かしてあげたいけど、何もしてあげられない。お通夜に行ける訳でもない。

お葬式に参列もできない。お線香もあげられない。もどかしい気持ち。

ふわふわして何も手につかないので、帰りに花屋へ寄って、蘭、トルコキキョウ、

コデマリで花束を作ってもらい、自分の部屋に飾りました。届けC子さんへ。

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C子さんとの出会いは、社会人になって2年目くらい。もともとH子さんのお友達で

S社のY店によく来てくれていて、仲良くなりました。

突然ふら~っと「H子さんいる?」と通路上に現れるC子さん。それから

かれこれ25年ほどのお付き合い。出会った頃は陶芸もされていて、いただいた

C子さんお手製の陶芸作品は、今も愛用しています。

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C子さんは、食べることも大好きで、美味しいお店をたくさん知っていたし、一緒に

色々な場所に出かけた思い出があります。お菓子作りが得意で創作スイーツをたくさん

ご馳走になったなあ。井上陽水のファンだったなあ。鯖寿司も好きだったなあ。

C子さんは誰からも好かれて、友人も多くて、人と人を自然に繋げてくれるような人

でした。

 

ここ15年くらい、難病と闘いながら、フェルト作品づくりに取り組んでおられ、

そのセンスの良さからたくさんの作品が生み出されていきました。

私は沖縄へ引っ越す際に、湿気でフェルト作品が劣化しないように、実家に置いて

いったので、手元に作品はないけれど、かわいいだけでなく、C子さんらしい

にやりとできるような作品が多かったです。自宅に遊びに行くと次々に新作を見せて

くれ、服や帽子などはご自身で着用して見せてくれたのが記憶に残っています。

 

最後に会ったのは、3年ほど前。病気がかなり進行した頃。大津の病院へ行きまし

たが、かなり細くなって、窓に顔を向け、ただ横たわって眠っているC子さんの姿に、

話もできず、見守るだけしかできない静かな時間だったことを覚えています。

そのまま私は沖縄へ異動。コロナ禍でなかなか会いに行くこともできない中、

今回の急な訃報を聞き、残念でたまりません。

 

でも、C子さんが懸命に病気と闘い続けて来られたことを思えば、今はただ

その頑張りを称え、お疲れ様でしたと言いたいです。

そして、たくさんの思い出と多くの人とのご縁を残してくれたことに本当に

感謝の気持ちでいっぱいです。

このブログにもC子さんとの思い出がたくさん残されています。

ニヤリと笑ってくれる何気ないC子さんとの会話が思い出されます。

コロナが落ち着いたら、滋賀に行きますね。みんなでC子さんのこと語りたいです。

C子さん、本当に本当にありがとう。ゆっくり休んでくださいね。